コラム
「まちおこしとコーデイネーター」平成17年11月21日
北陸コンピュータ・サービス
合田 郁夫
合田 郁夫
(1)まちおこし
【まちおこし】という言葉を初めて聞いたのはいつの頃だっただろうか。もう、随分と経っているようでもあり、そうでないようでもある。気がつくと、慣れ親しんだ言葉となって、私の中にあった・・・というのが、実際のところだろう。
最近では、いろいろなイベントが【まちおこし】の起爆剤として行なわれている。いつの間にか、全国に広がったヨサコイなどその一例かもしれない。子供から大人まで、老いも若きも、みんなで楽しんでいるように見える。イベントは注目を集めるし、人目をひきやすく、それなりの効用はあると考えている。
かつて、ふるさと創生一億円事業なるものがあり、全国の市町村に一億円が配布され、結構な話題になっていた。金塊を一億円買ったなどというところもあったようだ。しかし、その一億円が果たしてどう活用され、その効果がどうだったのだろうか。日本人特有の熱しやすく冷めやすい、一過性のイベントに終わってしまったように感じているのは、私だけかもしれない。
そんな中で、あらためて【まちおこし】について考えるようになった。
【まちおこし】は【まちづくり】につながり、そこに生活する人たちの【人づくり】なくしては、なりたたないのだろう。そのために、自分にできることが何かあるのではと考えていた時に、出会ったものがあった。
富山県魚津市に、新川学びの森交流館という施設がある。元は、洗足学園短期大学であったのが、学生数の減少などもあり、閉校されたものである。地元魚津市をはじめ、地域の企業や住民などが、その跡地を有効利用する方法はないかを協議した結果、生涯学習の施設として、魚津市民だけでなく広く開放することとなったものと聞いている。
新川学びの森交流館を拠点とした市民大学がそれである。3年ほど前に、地元紙に次期受講生募集の1面広告が掲載され、それに応募したのがきっかけであった。その後、事務局からのメールに、運営スタッフも募集していますという一文があり、現在まで運営スタッフの一員として活動している。運営スタッフとは言っても、同じ受講生であり同じ費用負担をしている。年6回を基本とした講演会や学習教室の企画・準備・運営にあたりながら、講演にも受講生兼スタッフとして参加する日々が続いている。毎回、本講演前の、地域で活動している人たち・団体の紹介や発表の場の提供も重要な味付けとなっている。
上述の活動においても、市民大学の理念はどこにあるのかに始まり、受講生の方々の意見・希望への対応、企画・立案後の講演者との交渉、地域で活動している人たち・団体の情報収集・交渉、本講演も含めた全体の流れ、そして終了後の受講生の方々の感想・意見の収集と次回以降への反映など、まさに調整する意味合いが大きい。市民大学のあるべき方向は?受講生の意識は?をどう具現化していくかは、とても難しい課題になってきている。
期を経る毎に、受講生もスタッフも顔ぶれが少しずつ変わっていく。そんな中で、設立当初の思いと現時点での思いとが、少しずつ変わってきてもいるように感じている。私の場合は、第2期から参加していることもあり、設立当初の思いを全て把握しているわけでもなく、市民大学への思いも違っているのだと考えている。また、現在第4期の後半を向かえ、第5期にむけた準備段階に入っている。全国の同様な形態の市民大学が閉校していく中、3〜5年目という、一番難しい時期にもあたっている。
また、今までは、筑紫哲也学長、福岡政行副学長、中尾哲雄副学長のブランドに依存していた割合もかなり高く、今後の展開を考えると、そのブランドからの脱却、魚津市近隣地区から全県区・全国区への脱皮など、新しい戦略・戦術、新ブランドづくりが求められる。
スタッフも、このままではいけないという点では共通しているが、それぞれの志向性の違いや、本業を持ちながら完全にボランテイアとしての活動からくる時間的な制約など、なかなかまとめきれていないのが実際である。しかし、何とかこの市民大学を継続すること、生涯学習の1つの要素として考えることの2点においては、全員一致している。その思いを基本において、受講生皆さん(もちろんスタッフも含め)の熱い思いを調整し、具現化する活動を続けていきたいと考えている。毎回の講演時の、受講生の方々からの『ありがとう』『ご苦労様』『またお願いしますね』の言葉が、評価の現われでもあり、活動のエネルギーにもなっており、また、それが、私自身の自己実現の1つでもあると考えている。そして、継続することが【まちおこし】の一助になれば、これに勝るものはないと考えている。
最近では、いろいろなイベントが【まちおこし】の起爆剤として行なわれている。いつの間にか、全国に広がったヨサコイなどその一例かもしれない。子供から大人まで、老いも若きも、みんなで楽しんでいるように見える。イベントは注目を集めるし、人目をひきやすく、それなりの効用はあると考えている。
かつて、ふるさと創生一億円事業なるものがあり、全国の市町村に一億円が配布され、結構な話題になっていた。金塊を一億円買ったなどというところもあったようだ。しかし、その一億円が果たしてどう活用され、その効果がどうだったのだろうか。日本人特有の熱しやすく冷めやすい、一過性のイベントに終わってしまったように感じているのは、私だけかもしれない。
そんな中で、あらためて【まちおこし】について考えるようになった。
【まちおこし】は【まちづくり】につながり、そこに生活する人たちの【人づくり】なくしては、なりたたないのだろう。そのために、自分にできることが何かあるのではと考えていた時に、出会ったものがあった。
富山県魚津市に、新川学びの森交流館という施設がある。元は、洗足学園短期大学であったのが、学生数の減少などもあり、閉校されたものである。地元魚津市をはじめ、地域の企業や住民などが、その跡地を有効利用する方法はないかを協議した結果、生涯学習の施設として、魚津市民だけでなく広く開放することとなったものと聞いている。新川学びの森交流館を拠点とした市民大学がそれである。3年ほど前に、地元紙に次期受講生募集の1面広告が掲載され、それに応募したのがきっかけであった。その後、事務局からのメールに、運営スタッフも募集していますという一文があり、現在まで運営スタッフの一員として活動している。運営スタッフとは言っても、同じ受講生であり同じ費用負担をしている。年6回を基本とした講演会や学習教室の企画・準備・運営にあたりながら、講演にも受講生兼スタッフとして参加する日々が続いている。毎回、本講演前の、地域で活動している人たち・団体の紹介や発表の場の提供も重要な味付けとなっている。
(2)コーデイネーター
ところで、コーデイネーターとはいったいどんな役目なのだろう。○○○コーデイネーターという肩書も多く、パネル・デイスカッションでもコーデイネーターが存在している。辞書でCoordinatorを引いてみると、『同等[対等]にするもの[人]; 調整者[するもの].』という意味が書いてある。上述の活動においても、市民大学の理念はどこにあるのかに始まり、受講生の方々の意見・希望への対応、企画・立案後の講演者との交渉、地域で活動している人たち・団体の情報収集・交渉、本講演も含めた全体の流れ、そして終了後の受講生の方々の感想・意見の収集と次回以降への反映など、まさに調整する意味合いが大きい。市民大学のあるべき方向は?受講生の意識は?をどう具現化していくかは、とても難しい課題になってきている。
期を経る毎に、受講生もスタッフも顔ぶれが少しずつ変わっていく。そんな中で、設立当初の思いと現時点での思いとが、少しずつ変わってきてもいるように感じている。私の場合は、第2期から参加していることもあり、設立当初の思いを全て把握しているわけでもなく、市民大学への思いも違っているのだと考えている。また、現在第4期の後半を向かえ、第5期にむけた準備段階に入っている。全国の同様な形態の市民大学が閉校していく中、3〜5年目という、一番難しい時期にもあたっている。
また、今までは、筑紫哲也学長、福岡政行副学長、中尾哲雄副学長のブランドに依存していた割合もかなり高く、今後の展開を考えると、そのブランドからの脱却、魚津市近隣地区から全県区・全国区への脱皮など、新しい戦略・戦術、新ブランドづくりが求められる。
スタッフも、このままではいけないという点では共通しているが、それぞれの志向性の違いや、本業を持ちながら完全にボランテイアとしての活動からくる時間的な制約など、なかなかまとめきれていないのが実際である。しかし、何とかこの市民大学を継続すること、生涯学習の1つの要素として考えることの2点においては、全員一致している。その思いを基本において、受講生皆さん(もちろんスタッフも含め)の熱い思いを調整し、具現化する活動を続けていきたいと考えている。毎回の講演時の、受講生の方々からの『ありがとう』『ご苦労様』『またお願いしますね』の言葉が、評価の現われでもあり、活動のエネルギーにもなっており、また、それが、私自身の自己実現の1つでもあると考えている。そして、継続することが【まちおこし】の一助になれば、これに勝るものはないと考えている。
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